2009年6月26日金曜日

WindowsとMacでイメージを崩さないフォントの対応表

フォントの話。

今まであんまり気にしてなかったんですが。
…社内向けのサイトが多かったかr(言い訳

サイトで使われるフォントは、大きく分けて以下のものがあります。
  • serif
  • sans-serif
  • cursive
  • fantasy
  • monospace
大体の感覚では、serifがゴシック、sans-serifが明朝、cursiveが筆記体、fantasyが飾り文字、monospaceが等幅。
ただ、あくまでこれは分類で、実際にはものすごい量のフォントがあります。

問題は、フォントはサイズがでかくて、OSによってインストールされているものが違う、ということ。

OSやソフト構成によって数や種類が違うのは、フォントは「値段が高いソフトウェア」だからです。
特に無料で配布されているLinuxはかなりひどいです。種類も数も少ない。

とりあえず、WindowsとMac OS Xでくらいは同じような雰囲気で表示したいので。
ちょっと対応表を作ってみました。

ただしあくまで主観なので、ご利用は自己判断で。
英文、和文混在ですので、CSSでは両方指定しとくと吉。


Serif(明朝体)


WindowsMac OS X
MS P明朝ヒラギノ明朝 Pro W3
Times New RomanTimes
GeorgiaGeorgia


Sans-serif(ゴシック)


WindowsMac OS X
MS PゴシックOsaka
MS Pゴシックヒラギノ角ゴ Pro W3
ArialArial
VerdanaVerdana
Trebuchet MSTrebuchet MS
Andale MonoAndale Mono


Fantasy(飾り文字)


WindowsMac OS X
ImpactImpact
Comic Sans MSComic Sans MS


他にも気づいたら追加しようかな。

ちなみに、以下のものはWindowsとMac OS Xの両方に添付されるフォントです。
  • Andale Mono
  • Arial
  • Comic Sans MS
  • Courier New
  • Georgia
  • Impact
  • Times New Roman
  • Trebuchet MS
  • Verdana
  • Webdings
コアフォントと呼ばれ、AppleとMicrosoftがフォントに関するライセンスを結んで実現したものだそうです。
…まあ、全部英文フォントですが。


参考資料。
http://support.apple.com/kb/HT1538?viewlocale=ja_JP
http://support.microsoft.com/kb/837463/ja
http://www.aboutfont.com/trouble/osfont.html

2009年6月19日金曜日

[ Linux/Windows/Mac ] vimのバックアップ(~)ファイルとスワップ(swp)ファイルの設定方法

備忘録。

vimはデフォルトで、編集ファイルと同じ場所に2つのファイルを作成します。
swpファイルと~ファイル。どちらもファイルと同じ名前がつきます。
それぞれの役割と、その設定方法。

一つは拡張子が.swpのファイル。これはスワップファイル。
これはファイルの編集が終わると消えるファイルで、vimがクラッシュした時の復元機能を担います。

これの設定。
"スワップを有効
set swapfile

"スワップファイルの生成フォルダ指定
set directory=C:\tmp

"スワップファイルを作成しない
set noswapfile



次がファイル名~というファイル。これはバックアップです。
ファイルを保存するときに1世代前のファイルをバックアップします。

設定はこれ。
"バックアップを有効
set backup

"バックアップファイルの生成フォルダ指定
set backupdir=C:\tmp

"バックアップファイルを作成しない
set nobackup


こんなもんかな。ちなみに私の設定は、
set directory=C:\tmp
set nobackup
になってます。参考までに。

2009年6月17日水曜日

[ GAE ] GAEのテンプレート機能をテンプレートファイル無しで使う方法

GAEのテンプレート機能を、テンプレートファイル無しで使う方法。

普通はこんな感じ。
from google.appengine.ext.webapp import template
# -- 省略 --

tmp_val = {
'my_name' : 'Yumitsuka Sakito',
'my_site' : 'http://www.ehaco.net'
}
path = os.path.join(os.path.dirname(__file__), 'tmp/template.html')
self.response.out.write(template.render(path, tmp_val))


Pythonには辞書型配列という機能があって、「 名前 : 内容 」形式で宣言します。
まあ詳しくは他のサイトを見てください。

これをテンプレートに送り込めば、自動的に名前を探して画面に取り込んでくれます。

ただ、このtemplate.render()関数、ファイルパスを指定するので、ファイルしか使えません。
文字列をテンプレートに使用したい場合は、以下のようにします。

from django.template import Context, Template

# -- 省略 --

tmp_val = {
'my_name' : 'Yumitsuka Sakito',
'my_site' : 'http://www.ehaco.net'
}
t = Template('Hello. My name is {{ my_name }}. My site is {{ my_site }}!!')
self.response.out.write( t.render( Context(tmp_val) ) )



…別に変なことはしていません。
Djangoのクラスをインポートして使っているだけです。

つまり、その他にも使えるものがありそうだ、ということ。
色々使いこなす余地が出てきますね。

2009年6月10日水曜日

au新機種。

自分がauだから、KDDIの新機種情報しか(あまり)見ないのですが。

どっかで今年の夏にauのAndroid携帯出るって言ってなかったっけ?
まあウソだとしても、せめて正式発表くらいほしかったなぁ。

docomoはもう出してるし、SoftBankもiPhoneがあるし。
いまさらWindows Mobile携帯出されても、何の面白みもないっすよKDDI。


また先越されるじゃん、ばかー。


どうせがんばるなら話題性のあるもの出してくれないと。注目度は大事。
話題性とハッタリだけで純増数1位キープしてる(失礼)どこかと同じようにとは思わないけど。

せっかくブランド力あるんだから、そのブランド力生かして尖った製品出して欲しいよね。

とりあえず早くアンドロイド携帯を出してくれ。そしたらおいらもがんばる。(何

2009年6月3日水曜日

新技術「Google Wave」のコンセプトが発表に。

まだアルファ版ですらないコンセプト状態ですが。


Google版「Outlook + MSN + Messenger」が発表されました。「Google Wave」。
平たすぎるけど、平たく言うとそんな感じ。


あまりに出来ることが多すぎて、色々資料見ても把握しづらい。


とりあえずやれそうなこと一覧をまとめてみました。
  • 多言語チャット。(リアルタイム翻訳機能付き。現在40言語対応)
  • メールの代わりに使えるお絵かきチャット。(ワープロ機能付き)
  • Mixi上の友人と、Waveを使ってリアルタイムにチャット。
  • Waveを使って個人ブログに投稿。コメントのチェックや返信。

…で、これの何がうれしいのか。無い頭をひねってみました。


1つ目。お絵かきチャット+ワープロ機能。

一般的なワープロ形式で入出力できるなら、設計書を「レビュー」せず、「みんなで書く」事が出来る。
誰かがある程度枠組みを作っておいて、みんなをチャットに呼んだら、あとはみんなでガリガリ書く。
指摘はボイスチャットで言いながら自分で書けばいい。仲のいいプロジェクトなら設計書を書く効率が上がる。

まあ控えめに見ても、頭の柔らかい上司なら「レビューお願いします」って言いに行かなくて良くなる。
本格的なワープロ機能を搭載してくれれば、MS Officeがいらなくなるという時点ですごくいいな。
Open Officeと融合したりしたらめちゃくちゃ便利だな。


次。メール+チャット。

Waveのメールは限りなくチャットに近い。というかチャットです。
が、ワープロ並みの表現力を持つ上に、その内容はサーバーに保存されるので、いつでもどこでも読めるし書ける。
チャットの利点とメールの利点を両方持てるということ。容量的にサーバ負荷は高いけど。まあGoogleだし。
ただサーバがダウンすると怖いかも。ビジネス用ではローカルバックアップが欲しいところ。ちなみにWaveサーバはオープンソースなので、自社のサーバで運用してもOKらしい。


最後。「何でもあり」の拡張機能。
Googleは「ロボット」と「ガジェット」という二つの拡張分野を示している。

ガジェットは最近流行りの小物アプリ。
Waveもガジェット実行環境を持つ。通信機能を生かして対戦ゲームみたいなものも作れるらしい。
実用的なものなら、Mixi投稿ガジェットとか、GMailクライアントも作れるだろう。

ロボットは、Wave用のWeb API。これはサイト運営者が用意するもの。
例えば全く別のサイトで行なわれているディスカッションやブログの更新を、「サイトが発言しました」としてチャットに表示できる。チャットのユーザーとして「ロボット君」を登録できる、というわけ。
まあ例えばTwitterや2ちゃんねるとかのサイトの更新を見ながら、個人的な会話が出来る感覚。



…とか色々書いたけど。

Googleいわく「Waveの発展は、開発者である皆さんにかかっています」らしい。
こんな仕組み作るから、その上で面白いもの作ってよ、って感覚かな。

私から見ると、MicrosoftがMSNで大失敗したものを、もっと洗練して送り出しているようなイメージを受けます。
MSNよりずっと柔軟に、もっと色々と取り込める仕組みとして。
まだ実物もないし、いくつかのデモだけだけど、技術的にはすごいです。マネと言わせないくらいの柔軟性。

まあ私は開発者としてはもっとリッチなアプリが作りたいから、まだFlashとHTMLに居座るけど。
利用者としてはちょっと使ってみたい気はします。便利に使えるならなんでもいい。キラーアプリが出るといいですね。