今回インストールするのは以下のソフトです。
・Apache with Open SSL
・PHP5と4
・Perl5.1
・MySQL
実はですね、WindowsもMacもLinuxで、一気にまとめてインストールできるフリーの超簡単パッケージがあるんですよ。
それがこれ。XAMPP。
apache friendsサイト
この団体が運営しているパッケージです。
XAMPPは、インストールするだけで、データベース機能を持ったサーバ環境をいきなり構築できるすごいソフトです。
セキュリティは甘めなので、公開するとなるとまた考えないといけませんが、とりあえず動いてくれないと勉強になりませんし。
さっそくUbuntuにインストールしてみます。
まずはXAMPP for Linuxの最新版をダウンロードします。
Ubuntuでは、標準でダウンロード先がユーザディレクトリになっています。
ダウンロードされましたね。今のバージョンは1.6.6です。
さて、インストールです。
Ubuntuでは圧縮ファイルの解凍をGUIからできますが、今回は解凍先フォルダの権限がrootのみなので、直接コマンドラインから行います。
ちょっとコマンドの説明。
要らない人は読み飛ばしましょう。一応入門なので。
「sudo」は、root権限で指定したコマンドを実行するという設定です。
今回は、「tar」という解凍コマンドに、「xvfz」オプション、展開と解凍を同時に行う設定を付け加えて実行しています。
「sudo tar -xvfz ファイル名 解凍先フォルダ名」
今回、-xvfzの前の「-」は無くても動いてました。おー。
ちなみにsudoは起動して初めて実行する前に、自分のパスワードを聞かれます。
答えてみましょう。
実行すると、ぐわーっと解凍のログが表示されます。
…たぶん終わったかと。これでインストールというか配置は完了です。
この手順の代わりに、GUIで解凍してから「sudo mv」コマンドで/optディレクトリに移動してもOKです。
これで配置は完了です。起動してみましょう。
これも管理者権限なので、「sudo」が必要です。配置したのが/optディレクトリなので、こんなコマンドになります。
sudo /opt/lampp/lampp start
実行すると自動で関連するプログラムが起動します。やー楽ですね。
XAMPP for Linux started.と表示されたら起動完了。
表示されなかったら、もう一度ダウンロードし直してみてください。ファイルが壊れているかもしれません。
Firefoxを起動して、アドレスバーに「http://localhost」と入力してEnterキーを押します。
xampp/splash.phpにリダイレクトされて、スプラッシュ画面が表示されます。
この画面自体、すでにPHPで動作しています。やーすごいっすね。
下の一覧から日本語を選択すると、ようこそ画面が表示されます。
左のメニューに、PHPやPerlとデータベースを使った色々なサンプルが並んでいますので、色々選んで試してみてください。
ちなみにXAMPPを終了させるときは以下のコマンドを使います。
sudo /opt/lampp/lampp stop
起動と同じコマンドに、stopというパラメータを投げています。
「XAMPP stopped.」と表示されたらOKです。これで一通り。ふー。